VOL.01

PEOPLE

shuo'.

DIRECTOR/DESIGNER

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VOL.

02

2017.12.08

吉田直子さん・星 芽生さん

シュオ

juzu

身につける人の心に寄り添った丁寧なものづくりで、冠婚葬祭の数珠や袱紗、パールなどを扱うshuo’(シュオ)のおふたりに話を聞きました。

 

「シュオは2011年の春にスタートし、2014年にお店を構えました。私はライターの仕事もしていて、悲しみの席に行く機会が多かったんです。大切な人を見送るとき、きちんと身仕度をしたいという意識と、ジュエリーのような素敵な数珠を作れないか……というふたりの会話からブランドが生まれました。数珠を作り始めた当初は驚かれたけれど、今は多くの人にコンセプトを共感してもらえるようになったと実感しています」と吉田さん。

 

ともすると、考えることを避けてしまうような難しいテーマをふたりは朗らかに話す。

 

「人生には楽しいこともたくさんあるけれど、悲しいこともあって、どちらも大事にしたい。どんなときもいつも通り自分らしく振る舞えたらいい。悲しい席だけいつもと違うのではなく、その人らしいまま大事な人とお別れができたらと。お店を作ったあたりから、“いつも身につけているもののように選べる数珠があってよかった”とお客様の声をもらえるようになり、みなさんの大切な日をお手伝いできることがなにより嬉しいです」

 

ブラックを提案するアルディー ノアールとブラックを彩るシュオ。その出会いは今年の春のポップアップストアから。ブラックについての思いを聞いてみた。

 

「フォーマルに限らず、ブラックにはいい意味での緊張感があります。その人のパーソナリティや経験を映し出すような色でもあるから、自分の素を相手に真っすぐ伝えようという気持ちで着ます。もしくは気持ちにハリがあるとき、元気がいいときにも着たくなります。オリジナルの喪服も作るようになり、ブラックと言っても生地によって明るいものからマットなもの、艶のあるものなどさまざまな表情があることも知って。互いに大切な日のブラックという共通項があるアルディー ノアールさんとの出会いも貴重でした。この先一緒にブラックフォーマルの素敵なコーディネイト提案ができたらいいなと思っています」

bag

FAVORITE BLACK ITEM

 

onyx

「オニキスのジュエリーを始めました。フォーマルにはパールのイメージがあるけれど、ブラックジュエリーも提案してみたいと思って。大きめの石なので、ピアスひとつでも引き立ちます。世の中に浸透するまで少し時間がかかるかもしれませんが……」。明るい色の数珠や袱紗同様、大切な日に身につけるオニキスもきっと素敵なはず。

 

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「数珠は宗派を問わず使える略式のものを中心に扱っていますが、色や素材にルールはありません。石も房もブラックに映えるカラフルなものが多いです。お店では鮮やかな色も人気なんですよ。年配の女性でイエローのオリーブジェイドという石を選ぶ方もいらっしゃいます」。そう話すデザイナーの星さん。「私は、自分たちが作ったカクテルハットをかぶり、数珠を握りしめ、気持ちが引き締まったことがあります。おおげさかなと思ったけれども、いつもの自分のまま勇気も湧いてきました。身につけるものに気持ちが支えられる感覚をこれからもブランドを通して伝えられたらと思っています」

PEOPLE VOL.02

  • shuo'.

    ジュエリーブランド

    ジュエリーデザイナー星 芽生さんとディレクターであり、雑誌のライターの活動もしている吉田直子さんが2011年に立ち上げる。
    shuo'(シュオ)は中国語。日本語では朔と書き、朔は新月という意。